2016年2月23日火曜日

1か月で14kg痩せた西洋医学と栄養療法(オーソモレキュラー療法・分子整合医学)

これから紹介するダイエット方法は自分の経験に基づくものである。

カロリー制限は一切していないのに、開始して1週間ぐらいすると1日約0.5kgのペースで痩せてく。

<方法>
1.インスリンの分泌量を極力抑える(脂肪を燃焼させる体質へ)
2.SGLT2阻害薬(私の場合はデベルザ)を毎日飲み、水分を充分補給する

<SGLT2阻害薬の際に注意したほうがよいと思われること>
1.SGLT2阻害薬の副作用に注意、特に尿路感染リスクを避けるためにアレを清潔に(特に女性:尿管が短く男性より感染しやすい)

2.高齢・体調不良の場合は低血糖を避けるため「利尿薬とSGLT2阻害薬」「大量のカフェインとSGLT2阻害薬」「大量の水補給とSGLT2阻害薬」の組み合わせを避ける。

3.SGLT2阻害薬は1日20mgまで。必ず10mg>20mgと増量すること。

<結果>

2014年秋 102kg(身長180cm)が1か月で88kgまで減少
(運動有、インスリン分泌調節有り、デベルザ1日20mg)

2016年2月 93.2kg(2016/2/2)が89kg(2016/2/23)まで減少
(運動無、インスリン分泌調節有り、デベルザ1日20mg)




<インスリン分泌を抑える>

人間の体の仕組みを利用した栄養療法(オーソモレキュラー療法)で、下記の結果が全てです。

緑野菜と肉の食事だけを食べる場合、普段の食事の3倍量食べても太ることは困難で徐々に痩せていく。
原理は・・・。
人間は主にインスリン分泌量に応じてエネルギー貯蓄・貯蓄エネルギー消費モードの2つを使い分けてます。

インスリンが分泌されると血中の糖を細胞に取り込んで脂肪がたまり、逆にインスリンが分泌されない期間が続けば常に脂肪を燃やします。ですので、インスリンの分泌さえ抑えれば、毎日、普段の倍のカロリーをとっても勝手に痩せてきます。

インスリンの分泌は血中のグルコースの濃度が高いほど放出されます。
グルコースは食品の栄養表示の炭水化物・糖質の部分に表示されています。
ですので、炭水化物(糖質)を1回の食事なら30g以下、間食なら15g以下に抑えて、好きなモノ(焼肉・ハンバーグ・ステーキ・唐揚げ)を好きなだけ食べましょう。(揚げ物の衣の小麦粉はOK、カレーやシチューの小麦粉は避ける)

基本的に避けるもの:パスタ・ご飯・そば・うどん・カレー・シチュー
但し、急激な血糖上昇とそれに続くインスリンの分泌量を抑えられほど工夫(よく噛む・ゆっくり食べる、等)して食べられるならば、何を食べても良い

<SGLT2阻害薬>

糖尿病の薬として国内で認可されたものが複数種
通常は尿にグルコース(糖)が出ないが、グルコースが1日40g前後出るようになる。
尿が出ないと糖も出ないので水分補給が大切。
また、健康診断等では尿から糖が検出され、糖尿病の疑いありと診断されることも。

水分補給・飲むタイミングは・・・
1)朝起きて適度に水分補給をする
2)昼ごろに体に水分が充分補給されたと思ったら20mg飲む
3)午後から夜にかけて何度も水分を摂る

でやってます。


あと、カロリーゼロのものは食べないこと。
血糖値が上がりやすい、甘いモノが欲しくなる体質になる。
そもそもこれだけカロリーゼロが広まっているのに体重減少した研究結果を一つも聞いたこと無い。(理論的には痩せるけど、現実は・・・・)

追記
2016年
2/2 93.2kg
2/24 88kg台
2/25 88.2kg

2016年2月10日水曜日

日本に蔓延るエビデンスレベル原理主義者たち。

■エビデンスレベルが低いからインチキなのか?■

よくエビデンスレベルが低い療法だから効かない、RCTしてない療法はインチキ、といった誤ったEBMに従って行動されている方が多く見受けられます。

確かにEBMでは【理論的には】エビデンスレベルが高い研究(大規模・ランダム化・レビュー)ほど信頼できます。

ですが現実は違います。

■エビデンスレベルが重要でない実例■
例1)
デベルザ(糖分を尿に排出させる医薬薬)を一般的な健常者が20mg摂ると、
通常は1g/日以下しか尿に糖分が排出されないのが、大体40~60g/1日ほどまで排出されるようになります。
デベルザを摂取して尿から糖分が50g/日検出された結果をみて「これはプラセボ効果かもしれない」という医師はどこにもいません。

例2)
心臓マッサージが世に広まったのは1960年頃のJAMAに提出された論文が元です。
この論文は20例の症例が記載されたものです。
これを期に麻酔で心停止した患者さんのより多く生還するようになり、現在は手術以外にも広く行われています。
心臓マッサージを「エビデンスレベルが低いから信用できない・効果の無い治療法」という人はどこにもいません。

■症例報告のみの療法のほうがRCTより有用な事が多い■
プラセボ効果・バイアスという言葉が出るということは、その療法の効果はプラセボ効果やバイアスに埋もれてしまうほど小さいということと同義と私は考えています。
そして「効果がはっきりわかる症例報告のみの療法」のほうが「RCTは行われているが、RCTしないとプラセボ効果かどうか分からない療法」より有用と私は思います。

■現実の抗がん剤治療はEBMに則ってない■
1)抗がん剤治療のRCTの対象者は非常に偏ったグループであり、実際のがん患者にそのまま当てはめられない。(肉体的に余裕がある患者のみに行われる)
2)医師同士がEBMを実践するために情報交換する際は図(生存曲線)や表を頻繁に使うが、これを患者に説明する際(例:インフォームドコンセント)にはまず使われない。

■総評■
エビデンスレベルで療法を否定するのは、心臓マッサージをはじめとする現代医学を否定する行為に他ならない。
清く正しいEBMが広まることを望む

2016年2月4日木曜日

一括オプトアウトではなく、広告そのものを表示させなくする方法

■結論(2016.02.14現在)
1)とりあえずSleipnirいれとく。
2)Windows・Macの場合はSleipnir単体もしくは拡張としてAdblock(Winのみ?)を追加で使うと良い
  Windowsの場合はUblockを入れる。(Win7、Sleipnir6.1.10.4000で動作確認済み)
  (下記URLをSleinpnirで開いてインストール)
  https://chrome.google.com/webstore/detail/ublock-origin/cjpalhdlnbpafiamejdnhcphjbkeiagm/related?hl=ja
  (AdblockをSleipnirに導入できない模様)
3)iPhoneの場合はSleipnirかWeblockを単体、もしくは両方同時使用

■Sleipnirについて最低限の説明
IEやChromeのようなブラウザで、広告そのものを表示しなくなる。
(※但しバージョン・OSによっては一部広告がブロックしきれない事がする)
あと、便利なのがリンク長押しでリンク先を新規ウインドウで開いたりできる。
一部設定を変更することでかなり使い勝手がよくなる。(後日掲載予定)

但しSleipnirのアマゾン検索そのものに、Firefox・operaなどと同様にアマゾンアフィが含まれる。
(開発チームそのものは赤字で他事業で採算をとっている模様)

■Ublock
ブラウザの拡張機能(アドオン)。広告をブロック

■Weblock(ツール代金として初回のみ300円位かかる)
iPhoneではバックグラウンドで動き、Wi-Fi接続時に広告サイトからのデータ転送そのものをブロック。要初期設定(専門知識不要)

2016年2月3日水曜日

久しぶりに医療系で酷い記事を見たので記録として残しておく

療法をEBMで判断するとき、ケースレポートのほうがRCTより有用な場合が多い
(同じ著者N氏による的外れな反論を指摘した私の記事がある。指摘内容は「3大標準癌治療大好きで著名な先生のインチキ療法の見分け方を使ったら標準療法が当てはまったでゴザル」2016.03.07追記)


もう、何から突っ込んでいいのか分からないほど誤ったEBMを使用している。

該当URLより引用
「CIN3の80%は、5年以内に、癌へ進行することはなく、CIN3の60%は30年以内に浸潤癌に進行しないということです。この数字で、CIN3を癌の指標として使うことは適当なのでしょうか?」*2という主張の不適切さについて指摘した。<中略>CIN 3がすべて癌に進行するわけではないのは事実である。しかし、CIN 3のうち、20%が5年以内に、40%が30年以内に浸潤癌に進行するのだ*3 
引用ここまで
CIN3のうち20%が浸潤癌になるとして、その20%がある抗原が+とする(仮にA(+)とする)。
残りの残りの80%はA(-)だとする。
CIN2からCIN3に進行するときに、HPVワクチンがCIN3のA(-)形成を抑制するが、CIN3のA(+)形成に何ら抑制する作用が無いとしたら・・・、CIN3は指標として不適当だし、HPVワクチンはがんを抑制する効果が無いことになる。

これは多くの慢性疾患で塩分減量やカロリーオフ食品で必ずしも良い研究結果がでないのと似ている。

例1)カロリーオフの食品を食べると痩せてメタボに良いとかいう人が多いだろうが、実際はカロリーオフの食品を食べると体が太りやすい体質になり結果として太る。

例2)「ダイエットでは糖質の制限さえしっかりすればカロリーたくさん取っても有効」ということがやっと広く認識されてきた。インスリンの分泌が太りやすい体質を作り、インスリンが分泌されなければカロリー制限しなくても脂肪が燃焼するということ。

例3)減塩による食欲減退、それに続く栄養失調を無視し、心疾患の予後と減塩を研究をしたら「減塩すると心疾患の予後が悪くなる」という結果になった。

そして、ブログのほとんどの内容はいわゆるエビデンスレベル原理主義のようである。
残念ながら世の中、ケースレポートの療法のほうがRCTの療法より有用な事がほとんどである。
なぜなら・・・
RCT・システマティックレビューの療法・薬=RCTなどをしないとバイアス(プラセボ効果等)に埋もれてしまうような効果の低い療法・薬
だからである。

医療従事者は心臓マッサージをはじめ、多くの効果の高い療法がケースレポートから始まっていることを決して忘れてはならない。ケースレポートしかないといって療法を否定するのは3流である。