2016年6月24日金曜日

HPV関連で2件の記事を追加しました(別サイト)


HPVワクチン賛成派医師:ワクチン会社からお金をたんまり得ていた(利益相反問題)

HPVワクチン推進派医師宮城悦子氏の、今まで不明だった利益相反がある程度明らかになりました。


日本の産婦人科医が自分の娘にHPVワクチンを打たないのも納得です

2016年5月18日水曜日

がんとミトコンドリア 今分かっていること

がんとミトコンドリアの関係
   1)急激なミトコンドリア内の酸化がアポトーシスを引き起こす
   2)アポトーシスを免れるには活性酸素によるマイルドな酸化(変異)がある
   3)活性酸素には悪玉と善玉がある

1)
「がん細胞は酸化の度合いが高い」「活性酸素ががん細胞を作る」という話はよく聞くと思いますが、急激な(活性酸素による)ミトコンドリアの酸化が細胞のアポトーシスを引き起こすことは意外と知られていません。

2)
「がん細胞は高度に酸化されている」

「ミトコンドリアの(急激な)酸化は細胞のアポトーシス(自殺)を引き起こす」

上の2つの文を合体させると・・・。

「細胞内にあるミトコンドリアの急激な酸化は細胞のアポトーシスを引き起こすが、緩やかなミトコンドリアの酸化はアポトーシスを起こさず、がん細胞となる【可能性】を作る」

3)
さて、活性酸素には「生理活性のある活性酸素(例:抗酸化酵素の産生の引き金になるオゾン酸化物)」、「生理活性の無く、酸化度や連鎖反応を引き起こす悪性の活性酸素(ラジカル)」があります。前者はミトコンドリアの機能を回復させるので必ずしも活性酸素=悪ではありません




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2016年5月11日水曜日

Q.産婦人科医は自分の娘にHPVワクチンを打ってないと聞きましたが本当ですか?

A.HPVワクチン問題発生後は子宮頸がんワクチンの専門家である産婦人科医は娘にHPVワクチンをほとんど(5%以下)摂取させていない。論文でも裏付けがとれています。


産婦人科医が娘HPVワクチンを摂取させているかどうかのアンケート(2012年・2014年)を取りその結果を学年別にグラフにしたものです。

なんだかよくわからない図です。
上の白い棒全てを2つほど右に移動してみましょう。

なんと・・・高2の棒以外全部高さが一緒です。
つまり2012年にアンケートしてから2014年のアンケートするまで産婦人科で娘にHPVワクチンを摂取させたのはほんのごく僅か。


つまり、

HPVワクチン副作用問題が発生以後、子宮頸がんワクチンの専門家である産婦人科医は自身の娘にHPVワクチンを(ほとんど)摂取させていない

ということ


(元文献)
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10147-015-0869-5

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ミトコンドリアの異常とがんの転移、そしてミトコンドリア異常化に対する対策

1.転移能をもつがん細胞はミトコンドリアが少なかったり異常化している

2.正常な細胞でも分裂を殆どしない細胞ほどミトコンドリアが多い

3.ミトコンドリアの減少・異常化への対策 


1.転移能をもつがん細胞はミトコンドリアが少なかったり異常化している 

「なぜがんができるのか?なぜがんは転移するのか?」については広く研究が進められていますが、ミトコンドリアの状態(減少・異常化)ががんの発生・転移に強く関わっていることが分かっています。 

例えば下記の論文では・・・
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22895836
高転移能がん細胞は転移能がん細胞に比べてmDNA(ミトコンドリアのDNA)の変異によって活性酸素の発生量に違いが有り、ミトコンドリアの異常や減少に続くがん細胞の転移能力獲得・過剰な活性酸素の関係を考察しています。

2.正常な細胞でも分裂を殆どしない細胞ほどミトコンドリアが多い 

さて、正常なヒトの細胞ではミトコンドリアはどうなっているか・・・というと下記の通りです。


分裂が少ない細胞=ミトコンドリア
・心筋細胞
・卵子(生後から受精まで分裂しない)
・神経細胞

分裂が多い細胞=ミトコンドリア
・腸や皮膚の上皮細胞
・造血細胞
・精子

例外
・筋肉(赤筋・白筋でミトコンドリアの数にばらつきあり)
・赤血球(分裂に必須なDNAがない)

3.ミトコンドリアの減少・異常化への対策 

「さて、ミトコンドリアの異常化と減少は治る可能性があるのか?」

現状では下記のとおりです。
1)手法は確立していないものの根本から直せる可能性有り
2)状態に寄っては現状(健康)維持が可能(根本からは治せない)

1)根治
骨髄の細胞ミトコンドリアを失った細胞にミトコンドリアを輸送し機能を回復させたという論文です。
ミトコンドリアを失っても他所から補充できるということです。
Mitochondria to the rescue.(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22561816)
この骨髄の細胞ですが幹細胞です。幹細胞の質・量を確保することが大切です。

幹細胞増加・強化の方法:幹細胞関連の研究者につてがあるならmagic soupと呼ばれる幹細胞増殖後の残り汁がよいでしょう。サプリメントでは国内ではステムCニュートリションですかね。

2)機能回復
ミトコンドリアの機能が(mDNA変異などで)低下した場合はサプリメント・一部の療法で改善が可能です。
この部分だけでも1日講演できるくらいなのでまた後日・・・。


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2016年4月22日金曜日

日本の産婦人科医はHPVワクチンを自分の娘に摂取させてない。論文より


(併せてお読み下さい:産婦人科医が自身の娘にHPVワクチンを摂取させてないことをグラフで説明した記事http://ameblo.jp/valuebasedmedicine/entry-12166962431.html)2016.05.31

産科医や産婦人科医が自分の娘に摂取させてないHPVワクチンをなぜ推進するのか・・・。

以下論文情報

Title
日本の産科医・産婦人科医自身の息女のHPVワクチン摂取について
Human papillomavirus vaccination of the daughters of obstetricians and gynecologists in Japan

Resultsの一部
(副作用問題などで揉め、その後の)政府の摂取差し控え勧告後、産科医と産婦人科医の息女でHPVワクチンを摂取した人はゼロだった。

None of the daughters of the responding obstetrician and gynecologists received the HPV vaccination after the announced suspension of the governmental recommendation for the vaccine.

http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10147-015-0869-5

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2016年4月21日木曜日

(HPV)子宮頸がんワクチン問題から見るEBMの弱点、人道的見地から


(併せてお読み下さい:論文でも産婦人科医はHPVワクチンを打っていないという内容の記事http://joushiki3.blogspot.jp/2016/05/qhpv.html)2016.05.31

子宮頸がん(HPV)ワクチン問題を人道的に論じれば、HPVワクチン接種の中止は妥当。

HPVワクチン推奨派・賛成派がどのようなエビデンス・理論を振りかざそうが、
「接種適齢期の娘を持つ産婦人科医のほとんど(95%以上)は自分の娘にHPVワクチン摂取を行っていない」という事実の前に誰も反論できません。
※95%・・・ワクチン摂取適齢期の娘を持つ産婦人科医40人(以上)のうち摂取させていたのは0人という経験より

なぜ、子宮頸がんワクチン・子宮頸がんの専門家である産婦人科が確固たるエビデンスがあるHPVワクチン摂取を自分の娘に打たないのでしょうか。

子宮頸がんワクチンを打てば子宮頸がんの予防ができる」はずなのに・・・まるで詐欺ですね。

まるで「月100万円の収入のない人が月100万円儲かる方法を教えます」と売り込む詐欺を見ているようです。

人道的にアレな記事の典型例

2016年4月14日木曜日

コウノメソッドから学ぶ医学のあり方、エビデンレベル偏重は悪手

前回はEBMより優れた方法がすでに存在するという内容だったが、今回はエビデンスレベル重視の誤ったEBMなんぞ100害あって2~3利だけである実例を紹介する。


コウノ先生(河野和彦:名古屋フォレストクリニック院長)の推奨するコウノメソッドは
認知症を中枢神経系からのアプローチで治療する方法で、
・効果大
・副作用極小
・再現性高
・エビデンレベル低
の特徴をもつ。

例えば下記の動画のようなことがコウノメソッドでは日常茶飯事である。
https://youtu.be/TKcsSiStGMc
もし他の症例を見たい場合には(医療従事者向けの)講演を聞きに行くと動画を見れるでしょう。

ただし動画のグルタチオン点滴を含めコウノメソッドは再現性・効果共に高いもののエビデンスレベルが非常に低い

エビデンスレベル原理主義者に言わせれば全く効かない治療、ニセ医学、患者を食い物にする治療法であろう。

貴方や家族が認知症になったときにエビデンスレベルが低いという理由のみでこの治療を拒否しますか?

2016年4月11日月曜日

EBMより優れた方法 キューバの医療から

医療大国キューバ、多くの国が医療システムの教科書とする国。

■キューバの基本知識■
国の国内総生産(1人あたり)は日本の約1/5。
キューバの普通サラリーマンの給与は月2千円前後。
乳幼児死亡率4.3(出生1000対)で米国以下。
妊産婦死亡率23.5(出生10万対)。
平均寿命78歳。
経済水準は中位だが医療は先進国水準。
教育・医療にかかる国民の負担はゼロ
■■■■■■■■■■■

キューバは東西冷戦を機に経済封鎖を受け独自の医療システムが発達した国である。
近年は米国の経済封鎖は緩和されたものの、冷戦時代の経済封鎖がキューバ経済に与えた悪影響は深刻。
今もなおキューバ政府機関相手には米国メーカーのPC・ソフト等を合法的に輸出・再輸出できない。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/kgm1_ear/EAR_J/J746.pdf

経済的に先進国でなくても安価に先進国同様の成功を収めたキューバの医療システム。・・・A)
経済的に先進国でないと実現不可能で、高価なEBMによる医療システム。・・・B)
A)とB)どちらも同程度の結果なら選ぶべきはA)キューバモデルである。

より優れた方法があったらその方法を教科書としましょう。

2016年4月6日水曜日

息を吐くかのように酷い記事を書くサイト

最初に読んだ時(4/1)にはエイプリールフール記事かと思いました・・・。

「NATROMの日記」より酷い記事がありました。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20160322
とりあえずどこから突っ込めばいいのか分からないほどひどいので以下主な問題点を指摘していきます。

1.
引用内容
□ここから□
しかしながら一方で、「10年間での1%から0.7%へのリスク減少は治療に値しない」と、
医師が一方的に決めつけてよいのだろうか、とも考える。わずか0.1%でも病気になる確率
が減るのであれば治療して欲しい、という患者さんもいるであろう。
そういう患者さんの希望を無視してもよいのだろうか。
□ここまで□

副作用を全く考えずに検討するからトンデモな結論になる。
最近で言えばスタチンが新規糖尿病を誘発する研究結果がチラホラ出始めている。

(研究結果例)
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00125-015-3528-5
フィンランド45~73歳男性約9,000人歳(うち約1/4がスタチン服用)の追跡調査。
スタチン服用で糖尿病発症リスクが46%増加
(もちろん性差・人種差・年齢等を検討する必要はある)

0.1%のリスク減少のために46%の糖尿病発症リスク増加を容認するとかありえません。
その他の副作用についても書いても良いがとりあえずぶった斬り完了(笑)

2.コレステロール論争の本質を理解せず、臨床現場に出ず論文だけ見るために起きる誤った解釈

そもそもなぜコレステロール論争が起きたかを理解しないと話になりません

官民の背景
コレステロールに関する最近までのガイドラインは先に決定ありきで作られたもの。
すなわち「肉や卵を食べるとコレステロールが増え、悪玉コレステロールが増えると動脈硬化などの心臓病が増える。増えた悪玉コレステロールは薬で下げて心臓病を治療・予防」という決定が先にあり、それに合わせた研究が行われてきた。
当然億単位の研究費が投入されます。
都合の良い結果のみが公表され都合の悪い結果は公表されません。
論文は常に結論から先に書かれ、都合の良い実験データを削除し、時に微妙なデータは改ざんされて発表されたきたのです。

コレストロール摂取制限の撤廃
そのような中、日本では2015版でコレストロール摂取制限が撤廃されました。
昔から卵を1日数個食べているのにコレストロールが正常値な人を多くの医師が見てきたのにもかかわらず、
やっと2015年にコレストロール摂取と血中のコレストロール値に相関が無いと政府も認めたのです。
正確にはぐうの音も出ないデータが出て政府も認めざるを得なかったのですが。

日本脂質栄養学会とコレストロール論争の次のターゲット
先程も書きましたが
「肉や卵を食べると悪玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールが増えると動脈硬化などの心臓病が増える。
増えたコレステロールは薬で下げて心臓病を治療・予防」
という結論先行の偽医学のうち「肉や卵を食べると悪玉コレステロールが増える」が否定されました。
次は「悪玉コレステロールが増えると動脈硬化等の心臓病が増える」を検討することになります。
心臓病は複数種あるのでたくさんのデータが必要ですし人によっては医薬品を処方されているので検証には時間がかかるでしょう。
ただ「悪玉コレステロールが増えると動脈硬化などの心臓病が増える。」は科学の進歩により多くの矛盾点が出てきました。

動脈硬化メカニズムに多くの矛盾
(誤った)動脈硬化のメカニズムは製薬会社をはじめ多くのサイトで閲覧できますがこれらは事前に決定された結論を元に作られた理論です。
そのため科学の発展と共に多くの矛盾点が生まれてきました。
1から全て説明するのは面倒なので他サイトを紹介します。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/47.html

2016年3月30日水曜日

嘘つき迷惑営業電話、銀座保険サービス0362287214/03-6228-7214

結論
嘘つき営業迷惑電話をする会社

経緯
うちは他と決算が2か月ずれているので、スタッフがおかしいけど取り次いできた。「過去に何度かやりとりをさせていただきた」と言ってたこともありスタッフでは判断できず取るがやはり営業の電話だった。

考察
起きたこと:「決済者に取り次いでもらうために嘘をついて営業してきた。」
起こりうること:「商品の売上のために嘘の商品説明をしてきた




2016年3月7日月曜日

エビデンスレベルより再現性が大切!

結論:論文をEBMで見るにあたって大切なことはエビデンスレベルではなく「再現性」である。

まず下記の例を考えてください。

論文雑誌に載っていた「Aという治療法でBという疾患を20人中17人改善するという症例報告」を自院で行ったところ、論文の結果が再現できた。

エビデンスレベルが低いですが、この内容には何の問題もありません。

つまり、「再現性があればエビデンスレベルは考慮する必要がない」
逆に実際問題になるのは、「研究結果・論文等の内容が再現できない」という問題が発生するからです。
特に医薬品において治療効果の優劣は別としてエビデンスレベルが高い論文ほど再現性が高い結果になる。

そしてここに大きな落とし穴があります。
例えばランダム化比較試験(RCT)や大規模研究(追跡調査など)ですが、これを行うということは行わざるを得ない状況にあるということです。
つまり、その治療法がRCTなどをしないとプラセボ効果やバイアスに埋もれてしまうほど効果が低いものであるということです。

大規模研究で効果が低い例
今まで心臓病にならないためにコレステロールゼロ、動物性脂肪ゼロがもてはやされていましたが、近年の複数の大規模研究(10万人クラス)で否定されました。
逆に言えば大規模研究しないとわからなかったということです。
大規模研究しているということはその9割が大規模にしないと分からないほど効果が低いということです。(残りの1割は箔付け)

では何故EBMが広まってきたのでしょうか。

それは、臨床試験・論文通り行っても効能・有効率・副作用の程度と割合などが、「特に医薬品で全く再現できないことが当たり前」だったからです。

例1)近年ではのノバルティスファーマ社ディオバンの捏造問題、同社の副作用報告漏れ(26品目、3264件)問題など有名です。

例2)また、何十年も使われてきて再評価の際にプラセボと有意差がなく回収されたり、承認取り消しになった医薬品が実際にある。
(40年以上保険で使われその後回収されたダーゼン。再評価で承認取り消しとなった多くの脳循環代謝薬。いずれも昔から現場では効かないと散々言われていた)

「特に医薬品の論文・臨床試験で再現性がないから」EBMで再現性を確保する流れになったのです。そしてエビデンスレベルは机上で再現性を事前に評価する指標の一つでしかないのです。

ですから、再現性が確保されていればエビデンスレベルによる評価は不要なのです。

例3)グルタチオンという成分を点滴したらパーキンソン病の方が30分で普通に歩けるようになる症例報告(動画)

例4)JAMAの20例の症例報告で広まった心臓マッサージ

2016年2月23日火曜日

1か月で14kg痩せた西洋医学と栄養療法(オーソモレキュラー療法・分子整合医学)

これから紹介するダイエット方法は自分の経験に基づくものである。

カロリー制限は一切していないのに、開始して1週間ぐらいすると1日約0.5kgのペースで痩せてく。

<方法>
1.インスリンの分泌量を極力抑える(脂肪を燃焼させる体質へ)
2.SGLT2阻害薬(私の場合はデベルザ)を毎日飲み、水分を充分補給する

<SGLT2阻害薬の際に注意したほうがよいと思われること>
1.SGLT2阻害薬の副作用に注意、特に尿路感染リスクを避けるためにアレを清潔に(特に女性:尿管が短く男性より感染しやすい)

2.高齢・体調不良の場合は低血糖を避けるため「利尿薬とSGLT2阻害薬」「大量のカフェインとSGLT2阻害薬」「大量の水補給とSGLT2阻害薬」の組み合わせを避ける。

3.SGLT2阻害薬は1日20mgまで。必ず10mg>20mgと増量すること。

<結果>

2014年秋 102kg(身長180cm)が1か月で88kgまで減少
(運動有、インスリン分泌調節有り、デベルザ1日20mg)

2016年2月 93.2kg(2016/2/2)が89kg(2016/2/23)まで減少
(運動無、インスリン分泌調節有り、デベルザ1日20mg)




<インスリン分泌を抑える>

人間の体の仕組みを利用した栄養療法(オーソモレキュラー療法)で、下記の結果が全てです。

緑野菜と肉の食事だけを食べる場合、普段の食事の3倍量食べても太ることは困難で徐々に痩せていく。
原理は・・・。
人間は主にインスリン分泌量に応じてエネルギー貯蓄・貯蓄エネルギー消費モードの2つを使い分けてます。

インスリンが分泌されると血中の糖を細胞に取り込んで脂肪がたまり、逆にインスリンが分泌されない期間が続けば常に脂肪を燃やします。ですので、インスリンの分泌さえ抑えれば、毎日、普段の倍のカロリーをとっても勝手に痩せてきます。

インスリンの分泌は血中のグルコースの濃度が高いほど放出されます。
グルコースは食品の栄養表示の炭水化物・糖質の部分に表示されています。
ですので、炭水化物(糖質)を1回の食事なら30g以下、間食なら15g以下に抑えて、好きなモノ(焼肉・ハンバーグ・ステーキ・唐揚げ)を好きなだけ食べましょう。(揚げ物の衣の小麦粉はOK、カレーやシチューの小麦粉は避ける)

基本的に避けるもの:パスタ・ご飯・そば・うどん・カレー・シチュー
但し、急激な血糖上昇とそれに続くインスリンの分泌量を抑えられほど工夫(よく噛む・ゆっくり食べる、等)して食べられるならば、何を食べても良い

<SGLT2阻害薬>

糖尿病の薬として国内で認可されたものが複数種
通常は尿にグルコース(糖)が出ないが、グルコースが1日40g前後出るようになる。
尿が出ないと糖も出ないので水分補給が大切。
また、健康診断等では尿から糖が検出され、糖尿病の疑いありと診断されることも。

水分補給・飲むタイミングは・・・
1)朝起きて適度に水分補給をする
2)昼ごろに体に水分が充分補給されたと思ったら20mg飲む
3)午後から夜にかけて何度も水分を摂る

でやってます。


あと、カロリーゼロのものは食べないこと。
血糖値が上がりやすい、甘いモノが欲しくなる体質になる。
そもそもこれだけカロリーゼロが広まっているのに体重減少した研究結果を一つも聞いたこと無い。(理論的には痩せるけど、現実は・・・・)

追記
2016年
2/2 93.2kg
2/24 88kg台
2/25 88.2kg

2016年2月10日水曜日

日本に蔓延るエビデンスレベル原理主義者たち。

■エビデンスレベルが低いからインチキなのか?■

よくエビデンスレベルが低い療法だから効かない、RCTしてない療法はインチキ、といった誤ったEBMに従って行動されている方が多く見受けられます。

確かにEBMでは【理論的には】エビデンスレベルが高い研究(大規模・ランダム化・レビュー)ほど信頼できます。

ですが現実は違います。

■エビデンスレベルが重要でない実例■
例1)
デベルザ(糖分を尿に排出させる医薬薬)を一般的な健常者が20mg摂ると、
通常は1g/日以下しか尿に糖分が排出されないのが、大体40~60g/1日ほどまで排出されるようになります。
デベルザを摂取して尿から糖分が50g/日検出された結果をみて「これはプラセボ効果かもしれない」という医師はどこにもいません。

例2)
心臓マッサージが世に広まったのは1960年頃のJAMAに提出された論文が元です。
この論文は20例の症例が記載されたものです。
これを期に麻酔で心停止した患者さんのより多く生還するようになり、現在は手術以外にも広く行われています。
心臓マッサージを「エビデンスレベルが低いから信用できない・効果の無い治療法」という人はどこにもいません。

■症例報告のみの療法のほうがRCTより有用な事が多い■
プラセボ効果・バイアスという言葉が出るということは、その療法の効果はプラセボ効果やバイアスに埋もれてしまうほど小さいということと同義と私は考えています。
そして「効果がはっきりわかる症例報告のみの療法」のほうが「RCTは行われているが、RCTしないとプラセボ効果かどうか分からない療法」より有用と私は思います。

■現実の抗がん剤治療はEBMに則ってない■
1)抗がん剤治療のRCTの対象者は非常に偏ったグループであり、実際のがん患者にそのまま当てはめられない。(肉体的に余裕がある患者のみに行われる)
2)医師同士がEBMを実践するために情報交換する際は図(生存曲線)や表を頻繁に使うが、これを患者に説明する際(例:インフォームドコンセント)にはまず使われない。

■総評■
エビデンスレベルで療法を否定するのは、心臓マッサージをはじめとする現代医学を否定する行為に他ならない。
清く正しいEBMが広まることを望む

2016年2月4日木曜日

一括オプトアウトではなく、広告そのものを表示させなくする方法

■結論(2016.02.14現在)
1)とりあえずSleipnirいれとく。
2)Windows・Macの場合はSleipnir単体もしくは拡張としてAdblock(Winのみ?)を追加で使うと良い
  Windowsの場合はUblockを入れる。(Win7、Sleipnir6.1.10.4000で動作確認済み)
  (下記URLをSleinpnirで開いてインストール)
  https://chrome.google.com/webstore/detail/ublock-origin/cjpalhdlnbpafiamejdnhcphjbkeiagm/related?hl=ja
  (AdblockをSleipnirに導入できない模様)
3)iPhoneの場合はSleipnirかWeblockを単体、もしくは両方同時使用

■Sleipnirについて最低限の説明
IEやChromeのようなブラウザで、広告そのものを表示しなくなる。
(※但しバージョン・OSによっては一部広告がブロックしきれない事がする)
あと、便利なのがリンク長押しでリンク先を新規ウインドウで開いたりできる。
一部設定を変更することでかなり使い勝手がよくなる。(後日掲載予定)

但しSleipnirのアマゾン検索そのものに、Firefox・operaなどと同様にアマゾンアフィが含まれる。
(開発チームそのものは赤字で他事業で採算をとっている模様)

■Ublock
ブラウザの拡張機能(アドオン)。広告をブロック

■Weblock(ツール代金として初回のみ300円位かかる)
iPhoneではバックグラウンドで動き、Wi-Fi接続時に広告サイトからのデータ転送そのものをブロック。要初期設定(専門知識不要)

2016年2月3日水曜日

久しぶりに医療系で酷い記事を見たので記録として残しておく

療法をEBMで判断するとき、ケースレポートのほうがRCTより有用な場合が多い
(同じ著者N氏による的外れな反論を指摘した私の記事がある。指摘内容は「3大標準癌治療大好きで著名な先生のインチキ療法の見分け方を使ったら標準療法が当てはまったでゴザル」2016.03.07追記)


もう、何から突っ込んでいいのか分からないほど誤ったEBMを使用している。

該当URLより引用
「CIN3の80%は、5年以内に、癌へ進行することはなく、CIN3の60%は30年以内に浸潤癌に進行しないということです。この数字で、CIN3を癌の指標として使うことは適当なのでしょうか?」*2という主張の不適切さについて指摘した。<中略>CIN 3がすべて癌に進行するわけではないのは事実である。しかし、CIN 3のうち、20%が5年以内に、40%が30年以内に浸潤癌に進行するのだ*3 
引用ここまで
CIN3のうち20%が浸潤癌になるとして、その20%がある抗原が+とする(仮にA(+)とする)。
残りの残りの80%はA(-)だとする。
CIN2からCIN3に進行するときに、HPVワクチンがCIN3のA(-)形成を抑制するが、CIN3のA(+)形成に何ら抑制する作用が無いとしたら・・・、CIN3は指標として不適当だし、HPVワクチンはがんを抑制する効果が無いことになる。

これは多くの慢性疾患で塩分減量やカロリーオフ食品で必ずしも良い研究結果がでないのと似ている。

例1)カロリーオフの食品を食べると痩せてメタボに良いとかいう人が多いだろうが、実際はカロリーオフの食品を食べると体が太りやすい体質になり結果として太る。

例2)「ダイエットでは糖質の制限さえしっかりすればカロリーたくさん取っても有効」ということがやっと広く認識されてきた。インスリンの分泌が太りやすい体質を作り、インスリンが分泌されなければカロリー制限しなくても脂肪が燃焼するということ。

例3)減塩による食欲減退、それに続く栄養失調を無視し、心疾患の予後と減塩を研究をしたら「減塩すると心疾患の予後が悪くなる」という結果になった。

そして、ブログのほとんどの内容はいわゆるエビデンスレベル原理主義のようである。
残念ながら世の中、ケースレポートの療法のほうがRCTの療法より有用な事がほとんどである。
なぜなら・・・
RCT・システマティックレビューの療法・薬=RCTなどをしないとバイアス(プラセボ効果等)に埋もれてしまうような効果の低い療法・薬
だからである。

医療従事者は心臓マッサージをはじめ、多くの効果の高い療法がケースレポートから始まっていることを決して忘れてはならない。ケースレポートしかないといって療法を否定するのは3流である。