2014年10月23日木曜日

なぜ最近の子供はなぜキレるか。なぜ自分の子供が勉強に集中できないか。

「なぜ最近の子供はなぜキレるか。なぜ自分の子供が勉強に集中できないか。」を栄養学的なアプローチで解説

結論1:大きな要因の一つとして血糖の乱高下がキレやすい子供・集中力のない子供を作る
結論2:血糖の乱高下は、早食い大食い・消化に良い炭水化物(パスタ類、パン類、カロリーオフを含む甘い飲料など。次点で米や小麦粉を含むスープ)で引き起こされやすい。

炭水化物を食べて、血糖値が上昇していくと、血糖値が上がり過ぎないようにインシュリンが出て、結果血糖値を下降させます。
血糖値が一定以下になると、逆に血糖値を上げるためにコルチゾールやアドレナリンが出て、結果、血糖値を上昇させます。

熱中している時や好きなことをしている時はアドレナリンが出ていて、アドレナリンが「興奮の促進(攻撃的な感情を刺激)」「集中力の上昇」「空腹感の抑制」を引き起こします。

余談:アドレナリンは集中力を上昇させるが、同時に視野を狭めます。
例1)試験中に@5分と言われて集中力は上がるが、どれを優先してやるかわからなくなる。
例2)興奮している人は(口論などで)、全体でなく、何か一つのことに非常にこだわる。


消化に良い炭水化物=すぐ吸収される炭水化物なので、実際に早食い・大食い・消化に良い炭水化物の摂取を行うと、短時間で血糖が大きく上昇します。

上がりすぎた血糖を下げるためにインシュリンが多く分泌され、血糖は下降していきますが、血糖が急に上がった場合には血糖値が下がりすぎてしまいます。

血糖値が下がり過ぎると、アドレナリンなど血糖値を上げるホルモンなどが分泌され血糖を通常の値まで上昇させて安定させようとします。

つまり、血糖が急激に上昇する食事をすると、アドレナリンが食事のたびに血中に放出され、普段から不必要に興奮して、感情が攻撃的になります。

よって、血糖が急激に上昇する食事を繰り返すことで、精神的に成熟していない子供はキレやすくなります。

血中のアドレナリンは、副腎で生産されたアドレナリンが放出されたものです。
副腎ではアドレナリンをある程度貯蔵していますが、食事のたびにアドレナリンを放出していると、貯蔵量が常に少ない状態になります。

そうすると、本当にアドレナリンが必要な状況でアドレナリンが出ないということになります。
アドレナリンの貯蔵が充分でないため、「勉強に集中できない」「飽きっぽい」「熱くなれない」となります。

ただし、アドレナリンの最大放出量が少ないことは、「冷静・慎重・草食系(=熱くなれない)」「視野が広い(一つに集中しない)」につながるので、消して不都合ばかりではありません。

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